UTMを導入してから、ネットの速度が少し遅くなった気がします。
故障や異常ではありません。UTM(統合脅威管理)は、オフィスに入るすべてのインターネット通信をリアルタイムで「スキャン(検知・解析)」してウイルスの侵入を防いでいるため、
その処理の分だけわずかに速度(応答時間)が変化することがあります。
これは、いわば「オフィスの入り口に厳重なセキュリティゲート(検門所)を設けた状態」と同じです。安全性を高めるための正常な動作ですが、もし「業務に支障が出るほど極端に遅い」と感じる場合は、以下のポイントをご確認ください。
解決手順
スピード低下が気になるときのチェックポイント
1. 一時的な負荷によるフリーズ
UTMは毎日大量のデータを解析しているため、内部メモリに一時的な負荷(ログの蓄積など)が溜まり、処理速度が低下することがあります。
- 対処法
- オフィス全体のインターネット通信が行われていない時間帯(始業前や終業後など)に、UTM本体の再起動を行ってください。内部メモリがリフレッシュされ、速度が改善する場合があります。
2. 特定の重い通信(大容量データのダウンロードやWeb会議)
高画質な動画の連続再生や、OSの大型アップデート、大容量ファイルの送受信などを行うと、UTMのウイルススキャン処理が集中するため、一時的に遅さを感じやすくなります。
- 対処法
- 大容量データのダウンロードなどは業務時間外に行うか、Wi-Fiの周波数帯を混雑しにくい「5GHz帯(-5G)」に切り替えるなどして、端末側の通信環境を最適化してください。
3. 同時接続台数のオーバー(スペック制限)
UTMには、機器ごとに快適に動作する「推奨接続台数(パソコンやスマホ、複合機などの合計台数)」が決まっています。
- 原因
- UTM導入時よりもオフィスのスタッフが増えた、端末(スマホやタブレット等)の接続数が大幅に増えたという場合、UTMの処理能力を超えてしまい、全体的に速度が遅くなる原因になります。