複合機のスキャナーが突然使えなくなりました。
スキャンデータがパソコンの「共有フォルダ」に保存されない場合、Windowsのアップデートなどにより、ネットワーク設定や共有フォルダ(SMB)の通信規格が変更・遮断されてしまった可能性が非常に高いです。
以下の4つのチェックポイントを順番にお試しください。
解決手順
【STEP 1】パソコンの「ネットワークの場所」を確認する
Windowsのアップデート後、ネットワークの接続属性が安全性の高い「パブリック」に勝手に切り替わり、複合機からのアクセスが遮断されることがあります。
確認・変更手順
- パソコンの「設定」>「ネットワークとインターネット」を開きます。
- 接続中のネットワーク(Wi-Fiまたはイーサネット)のプロパティを開きます。
- ネットワークプロファイルの種類が「パブリック」になっていたら、「プライベート」に変更してください。
【STEP 2】フォルダの「共有設定」と「アクセス権限」を再確認する
スキャン保存先となっているフォルダの共有状態が外れていないか確認します。
確認・変更手順
- スキャン用の共有フォルダを右クリックし、「プロパティ」を開きます。
- 「共有」タブ >「詳細な共有」をクリックし、「このフォルダを共有する」にチェックが入っているか確認します。
- 同画面の「アクセス許可」をクリックし、ユーザー(Everyone等)の「アクセス許可」で「フルコントロール」や「変更」にチェックが入っているか確認します。
【STEP 3】パソコンの「パスワード保護共有」を確認する
Windowsの仕様変更により、パスワードなしでの共有アクセスが拒否されるようになることがあります。
確認・変更手順
- 「コントロールパネル」>「ネットワークとインターネット」>「ネットワークと共有センター」を開きます。
- 画面左側の「共有の詳細設定の変更」をクリックします。
- 「すべてのネットワーク」の項目内にある「パスワード保護共有」を「無効にする」に設定し、変更を保存します。
※オフィスのセキュリティポリシーで有効が必須な場合は、複合機側にパソコンのサインインパスワードを正しく登録し直す必要があります
【STEP 4】「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」を有効にする
少し前の世代の複合機の場合、古い通信規格(SMB v1)を使ってデータを送信します。Windowsのアップデートによりこの規格が強制的に「無効」化され、突然スキャンが繋がらなくなるケースが多発しています。
確認・変更手順
- タスクバーの検索窓に「Windowsの機能の有効化または無効化」と入力して開きます。
- 一覧の中から「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」を探します。
- 左側の「+」を押して項目を展開し、中にある以下の項目(3箇所)すべてにチェックを入れます。
- 「SMB 1.0/CIFS 自動削除」
- 「SMB 1.0/CIFS クライアント」
- 「SMB 1.0/CIFS サーバー」
- 「OK」をクリックし、画面の指示に従ってパソコンを再起動します。