無停電電源装置の電源コンセントには、何を繋いでも大丈夫ですか?
いいえ、何でも繋いで良いわけではありません。UPSには「接続してはいけない機器(禁忌機器)」が明確に定められています。特に消費電力が大きい機器や、
突入電流(起動時に一瞬だけ流れる大電流)が発生する機器を接続すると、UPSの故障や突然のシステムダウンの原因になります。
作業前の注意事項
無停電電源装置は、ビジネスホン主装置、UTM、サーバー、ルーターなどの「精密な通信機器」を停電から守るための装置です。
以下の「繋いでいいもの」と「絶対に繋いではいけないもの」を必ずご確認ください。
繋いで良い機器(バックアップすべき機器)
オフィスの通信・ネットワークの核となる、消費電力が小さく、突然電源が落ちると困る精密機器を接続します。
- ビジネスホン主装置
- UTM(統合脅威管理機器)
- ルーター、ONU(回線終端装置)、ネットワークスイッチ(ハブ)
- サーバー、NAS(ネットワーク対応HDD)
- デスクトップパソコン、液晶ディスプレイ
絶対に繋いではいけない機器(故障・容量オーバーの原因)
モーターやヒーターを内蔵している機器は、起動時に本体の表記(定格消費電力)の数倍〜十数倍の電気を瞬間的に必要とする(突入電流)ため、UPSの許容量を大幅に超えてしまい、安全装置が働いて接続機器すべての電源が巻き添えで落ちるか、UPS自体が破損します。
- 複合機・コピー機・レーザープリンター
※印刷する瞬間に熱を出すため、非常に大きな電力を消費します(オフィスのUPSトラブルで最も多い原因です)。 - シュレッダー
※カッターを動かすモーターに強力な突入電流が発生します。 - 電気ケトル、コーヒーメーカー、電子レンジ、冷蔵庫
※熱を発生させたり、コンプレッサーを動かしたりする家電製品は絶対にNGです。 - 掃除機、扇風機、加湿器