オフィスのブレーカーが落ちた(または停電した)際、無停電電源装置に繋がっている機器の電源はいつまで持ちますか?
一般的なオフィス用のUPS(無停電電源装置)の場合、停電してから電力を維持できる時間(バックアップ時間)は、およそ「5分〜10分程度」です。
UPSは「停電中もずっと機器を動かし続けるための自家発電機」ではなく、あくまで「停電した際に、機器のデータを守りながら安全にシャットダウン(電源オフ)するための時間を稼ぐ装置」です。
そのため、それほど長い時間は持ちません。
予期せぬ停電が起きた際は、以下の点に注意して行動してください。
解決手順
稼働時間が変わる「2つの要素」
UPSが何分耐えられるかは、以下の条件によって大きく変動します。
接続している機器の合計消費電力
UPSに繋がっている機器(主装置、UTM、サーバーなど)が多ければ多いほど、バッテリーの消費が早くなり、数分で切れてしまうこともあります。
内蔵バッテリーの経年劣化
UPSを導入してから数年が経過し、バッテリーが劣化している(寿命が近い)場合は、本来10分持つはずの機種であっても、わずか1〜2分で電源が落ちてしまうことがあります。
停電・ブレーカーが落ちた直後にすべきこと
停電が発生すると、UPS本体から「ピーピー」と警告音が鳴り響き、バッテリー運転に切り替わります。音が鳴っている間に、以下の対応を行ってください。
データの保存とサーバーのシャットダウン
重要データを取り扱うサーバーやNAS、デスクトップパソコンなどをUPSに繋いでいる場合は、すぐにデータを保存し、システムを安全にシャットダウン(電源オフ)してください。
ビジネスホンやUTMの主装置について
これらは突然電源が落ちてもデータが壊れるリスクは比較的低いですが、UPSのバッテリーが尽きると自動的に電源が切れます。ブレーカーがすぐに復旧しそうな場合はそのままでも構いませんが、長引きそうな場合は手動で主装置等の電源をOFFにしておくと、復旧時の電気の負荷(突入電流)から機器を守ることができます。