市販の安いハブをセキュリティスイッチの下に勝手に追加しても大丈夫ですか?
社内のネットワーク管理者様の許可なく機器を追加することはお控えください。
LANポートの増設をご希望の際は、ご自身で市販のハブを追加せず、必ずネットワーク管理者様にご相談ください。
会社のセキュリティ低下や、オフィス全体のネットワークが突然すべて麻痺する「ループ障害」という重大なトラブルを引き起こす危険性があります。
理由は主に3つあります。
勝手にハブを追加してはいけない「3つの重大リスク」
1. オフィス全体が麻痺する「ループ障害」の発生(最重要)
市販の安いハブの多くは、トラブルを防止する「ループ検知・防止機能」がついていません。
このようなハブを使用している際、1本のLANケーブルの両端を同じハブに誤って挿してしまったり、複数のハブ同士を二重に繋いでしまったりすると、データがネットワーク内でぐるぐると無限に回り続ける「ループ障害」が発生します。
ループ障害が起きると…
ネットワークの処理能力が限界を迎え、あなただけでなく、オフィスにいる全員のインターネット、共有サーバー(NAS)、ビジネスホン(IP電話)が突然すべて完全に繋がらなくなります。
原因のハブを見つけて抜くまで、オフィス全体の業務がストップしてしまいます。
2. セキュリティの「死角」ができる
オフィスの「セキュリティスイッチ(管理機能付きハブ)」は、どのポート(差込口)にどのパソコンが繋がっているかを監視し、不正な機器の接続やウイルスの怪しい動きを検知・ブロックする役割を持っています。
その下に市販のハブを勝手に挟むと、セキュリティスイッチからは「ハブの先で何が起きているか」が正確に見えなくなり、セキュリティ対策の重大な穴(死角)になってしまいます。
3. 社内規定(ITセキュリティポリシー)違反になる
多くの企業では、情報漏洩やネットワークトラブルを防ぐため、許可のない通信機器の持ち込み・接続を禁止しています。勝手に機器を追加したことが原因でトラブルが発生した場合、重大な社内規定違反として責任を問われる可能性があります。
解決手順
LANポートが足りなくなった場合の正しい対処法
デスク周りの有線LANの差込口が足りず、どうしても増設したい場合は、以下の手順を踏んでください。
社内のネットワーク管理者様へ相談する
「席替えでLANポートが足りなくなった」「機器が増えた」という旨を必ず事前に管理部署へ報告してください。
管理された「指定の機器」を用意してもらう
ネットワーク管理者様の管理下で、オフィスの環境に合わせた「ループ防止機能付きのハブ」の提供や、セキュリティスイッチの設定変更(ポートの割り当て変更)を行ってもらってください。